彼女は、看護学生として僕の前に現れた。

看護師になって3年目の時だった。

彼女の方から声をかけてきた。

「わかりますか?」

・・・

「○○です。」

名前を聞き、彼女のことを思い出すことができた。

「あれ、看護学校に行ってるんだ。頑張ってね。」

あたり触りのない挨拶をした。

確か、先パイは半年程前に亡くなったと聞いていた。
更に自殺とも。

看護学校は、なんだかんだと面倒臭いことが多くて大変。
少しでも力になれるといいなと思った。