夜会。

休日をゆっくり過ごし、食事も終え、風呂にでも入ろうかと思った時に、電話が鳴った。

まさか彼女から。

彼女は喧嘩の後とか急に電話してきて会いたいと言ってくることがある。

思ったより早いなと思って電話をみると職場の後輩からだった。

あっ!

今日、飲み会の日だった。

すっかり忘れていた。

この飲み会のメンバーは、麻酔医と看護師3人と看護助手2人の計6人である。

結構、恒例となっており、今回で5回目ぐらいである。

正直言うとこの飲み会はあまり好きじゃない。

何故なら、メンバーが全員男だからである。

せっかく周りに女性が多くいる環境なのに、なぜわざわざ男だけで。

会の趣旨としては、普段のストレスを思う存分吐き出す会ということで、女性は不要とのことである。

僕からすると、女性と楽しく話をするだけでストレスも発散できるのにななんて。

今日はどうも仕事の終わりが遅くなったようで、電話があったのは21時。

十分断れそうな時間ではあったが、今、僕は彼女と喧嘩中でストレスが溜まりまくっているので、参加することにした。

集合場所には、いつものメンバーが。

もしかしたらの期待も虚しく、オール男。

夜会スタート。

あまり口数の多いメンバーでないこともあり、僕の一人トークで自分の言いたいことを言いまくって3時間が終了。

スッキリ。

前から翌日に用事があると伝えてあったので0時で僕は夜会から離脱。

この夜会は、実はこのあとが長い。

キャバクラやガールズバーを転々と廻る。

いつも3件くらい廻り、朝に終了する。

悪くはないんだが、素人の女性の方がその先も期待できるし、お金がかからなくていい。

この夜会でだいたい2万はなくなる。

酷い時は、5万なくなったこともある。

5万も使うなら、風俗行けたよと後悔する。

僕はこんな気持ちでいるのだが、他のメンバーはどんな気持ちでいるのだろうか。

不思議な会合である。