胸痛。

今日はバイト。

いつもより早い時間にいつもと違う道で出勤。

細い道から大通りへ合流。

朝の混雑もあり、合流に戸惑う。

強引に合流。

後ろの車は合流無理だろうなと思って、細い道の出口をみる。

すると、なんだか見覚えのある車だなぁと。

ナンバーをみると、彼女のナンバーであり、その車は彼女だった。

しかし、彼女は反対車線に合流しすぐに見えなくなった。

ナンバーをみたので、運転席の彼女の姿はほとんど見えなかった。

すると、急に胸痛が。

脈がドクドクと。

合流に戸惑っている間、彼女は自分の後ろにいた。

だから、彼女は間違いなく前の車が自分だとわかっていただろう。

その時、彼女はどんな気持ちでいたんだろう。

もしかしたら、自分は合流時に戸惑い独り言を言ってたかもしれない。

なんか恥ずかしい。

彼女はどんな気持ちなんだろう。

胸痛は続き、呼吸まで苦しくなる。

身体中が熱くなる。

ただほんの一瞬なのに。

時間とともに忘れていったものが一気に蘇る。

頭の中は、彼女のことばかり。

仕事は順調なのか。

メンタルは落ち着いているのか。

どんな気持ちで年を越したんだろうか。

もしかしたら、もう別にいい人がいるんじゃないのか。

そう言えば、勤務先の病院に新しくきた男性看護師の話をよくしていたなと。

膨らむイメージ。

高鳴る鼓動。

吹き出す汗。

バイト先に到着。

意外とすんなり気持ちが切り替わる。

不思議な感じ。

ただ今またこうして彼女のこと、そしてほんの一瞬の出来事を振り返る。

それだけで胸が苦しい。

さすが未練タラタラ男だ笑