ソーシャルディスタンス。

人生も峠を過ぎ、後半の下り坂。

たいした山を登ってないので、ゆっくりのんびりの予定。

できれば、何事も無く波風の立たない人生を送りたいと。

1人でゆっくり下ればいいんだけど、誰かと楽しく下れれば、それはそれで楽しいのかと。

でも、適度な距離、ソーシャルディスタンスは保ちたいなと。

そんな気持ちで、1人で下っている時に、元人妻看護師さんと出会った。

まったく険しい道ではないので1人でも大丈夫ではあったが、やっぱり人の温もりに甘えたい気持ちも。

彼女に甘えることで、3食昼寝付きの特典を得たかのような感覚に。

とても便利な存在に。

この便利という表現は、とても失礼であるし、自分もそういう便利とかいう感覚で女性をみるつもりは無かったし、できない人だと思ってた。

でもあまりにお世話をしてくれるので、気が付けば便利だなと。

しかし、そんな彼女も自分に近づいてこようとする。

何度か適切な距離を保つように話をしたのに。

きっぱりと交際もお断りし、1人で下山をすることに。

なのに、彼女が自分の下山路にジュータンをひいてくれたり、テントを張ってくれてりと、勝手にいろいろとお世話をしてくれる。

申し訳ないと断っていたが、勝手にしてることだから気にしないでと。

さらに断わるのは失礼だというぐらいの勢い。

その気持ちに甘えて、おんぶに抱っこ。

とても便利だなと。

お世話になっているので、彼女の要望にもできるだけ応えるようにはしていた。

それが良くなかったのか、すぐ彼女は自分の危険エリアに侵入をしてくる。

自分の危険エリアには、多くの地雷が埋めてあるにもかかわらず。

侵入するたびに、地雷を踏み、爆死。

もう何回爆死させたのだろうか。

そして、昨夜も自分の危険エリアにヅカヅカと侵入してきたので、きっちり爆死をさせておいた。

なんで、何回も注意しているのに自分の危険エリアに侵入してくるのだろうか?

こんなコロナのご時世にソーシャルディスタンスが保てないなんて。

自分も地雷を取り除けばいいんだろうけど。

地雷を爆発させるたびに痛む気持ち。

彼女に申し訳ないという気持ちと、もうおんぶに抱っこしてくれる相手がいなくなる寂しさ。

とても複雑な気持ち。

朝になってもモヤモヤ。

彼女のおかげで、コロナバイトに出会い、おいしい思いもできたのに。

もうほんとにコロナバイトには戻れないのかなぁ。

さらに、もっとおいしいお仕事の話もあるってエサをぶら下げられてたのに、それもダメなんだろうな。

しっかりとソーシャルディスタンスを保てれば、お互いにウィンウィンな関係だと思うのにな。

とても残念。

もうこのモヤモヤとても嫌。